2012年2月26日日曜日

誰でも扱える驚異の金箔!!

金箔の箔置きは今まで職人さんしか扱えない難しい技術でした。
それがなんと!!! 誰にでも金箔を扱える製品が現れました!!! 伝統技術が伝統を踏み出した新しい技術進化をしているのは本当に素晴らしいことです。

村田商店株式会社という京都の会社が開発した「パステ」という名前の金箔クラフトがそれです。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/nmurata/paste/

 日本刺繍、その他の伝統工芸で金箔を使うことは多いですが、西陣帯地洋の金属箔を扱ってきたこの会社が、長い間の努力の成果で、平面だけでなくなんと立体にまで金箔を貼ることができ、シールの感覚で作業ができるようになりました。のりづけタイプ、熱転写タイプがあって、職人さんに細かい指示を出していたものが、自分で作業できるようになるため、思うように金箔を使った工芸が可能になります。

 伝統工芸に携わる方々の努力、本当に感動します。
制作中の着物に、この金箔パステを使用する予定です。



恵比寿映像祭に行ってきました

第4会恵比寿映像祭に行ってきました。
日本刺繍の制作をしていると、能装束や着物関係の展覧会を見に行くことも多いのですが、全く異なる分野の展覧会もデザインの刺激を受けます。
今年のテーマは「映像のフィジカル」。映像はフィジカル(物質的、身体的)なものである、という事をテーマにしていました。
現代美術の実験映画、メディアアート、などが上映および展示がありました。現代音楽を映像にしたような抽象的な物から、木炭画をアニメーション化した物など、非常に刺激的な表現の作品が多数ありました。

東京・根津で毎月日本刺繍講習会開催しています


東京文京区・根津「不忍通り ふれあい館」で月1回講習会を開いています。
日本刺繍の同好会「虹の会」が月1回第四土曜日に活動をしています。そこで日本刺繍を習いたい方を対象に、星美幸が2006年から講師として講習会を開いています。

・図案はご用意しますが、星美幸のグラフィックデザイナーの経験を生かして、図案の作図と配色もご指導しますので、自由なデザインで作品を制作していただけます。
作品制作期限は設けていません。
・教室形式ではなく、月一回参加できる時に参加頂く講習会形式です。自分のペースで制作して頂けます。
・初心者の方にも丁寧にご指導します。経験者の方には新しい作品だけでなく、お手持ちの刺しかけの作品のご指導もいたします。

詳しくは東京根津講習会をご覧ください。

2012年2月13日月曜日

ギャラリー逢花・手作り作品販売会2012


千葉県・松戸市「ギャラリー逢花」で作家の方々の手作り販売会が開催されます。
星美幸の作品も展示させて頂きます。詳細はこちらを参照してください。

【出展作品の例】
陶芸作品、パッチワーク、着物リメイク小物、日本刺繍、絵画等
【日時】
3月24日(土) 10:00-17:00
3月25日(日) 10:00-17:00
3月25日(月) 10:00-17:00
【場所】
JR常磐線馬橋駅 徒歩8分・ギャラリー逢花 (松戸市)
ギャラリー逢花のホームページ: http://www.gallery-ouka.com


ついに出た!日本刺繍幻の名著!


ついに出ました!
幻の名著「日本刺繍」が復刻されました!! 1971年婦女界出版社 (現オクターブ社) から発行され、ながらく絶版となっていた待望の「日本刺繍」がオンデマンド版で復刻されました!
今から41年前、日本刺繍の技術を一層盛んにしたいとの念願で、この本は企画されました。繍技、パターン、図案集が322ページにわたって驚くほどの密度で書かれています。実物大の図案も付いている日本刺繍の広辞苑のような本です。今広く使われている日本刺繍の技術はこの本で網羅されています。

編集に協力された方は、日本刺繍家 秋山光男氏、和洋女子大学 今井むつ子氏、日本刺繍家 宇山愛之助氏、白香会 草野てい子氏、女子美術短期大学 田沢澄江氏 共立女子短期大学 多田鶴代氏、東京教育大学 原京子氏、実践女子学園 樋口富枝氏、日本刺繍家 福岡愛次郎の各氏で、資料提供は国立博物館です。

図書館でしか手にとることができなかったこの本が出版され、こんなに嬉しいことはありません。高価な本ですが、日本刺繍を勉強する人にとっては最高の教科書です。

書名: 日本刺繍-基礎から応用まで
ISBN 978-4-89231-081-2
価格 12,000円+税
2010年10月オンデマンド復刻
本の表紙カバー
カバーをとった状態


進化する金糸


刺繍教室で「駒取り縫い」だけで作品を制作している生徒さんがいらっしゃいます。二作品制作中ですが、一作品は本金糸の中から色を選びました。もう一作品色金糸の中から色を選びました。
その色金糸が京都から届きました。とても美しい色合いで、淡いピングベージュの絹地にとても映えると思います。
この金糸は「エコテックス100規格認証」を取得した製品です。この規格はヨーロッパを中心にした国際的な繊維製品に対する安全基準で、特に肌に直接触れる製品ほど基準が厳しく、日本の法律の基準よりも厳しい規格だそうです。

エコテックス100規格認証の金糸

カルトナージュと日本刺繍


クラフトの「カルトナージュ」を習っています。「カルトナージュ」とは厚紙(カルトン)を組み立てて、 布や紙を貼る厚紙細工のことです。
いづれ、自分の制作した布箱に日本刺繍を組み入れたいと思いますが、 日本刺繍を「漆塗りの箱」や「霧箱」と合わせた作品はありますが、非常に高価になります。それはその良さもありますが、家庭で手軽に楽しめる良いものを作っていきたいので、布箱でも日本刺繍と組み合わせたオリジナルの 楽しい作品にしたいと思います。

黒留袖を現在制作中


 黒留袖の作品を制作中です。 なでしこを刺し縫いで刺繍しました。扇面の部分は、すが縫いの目拾いで縫っています。地引をした上になでしこを上模様として縫い重ねると、刺繍が厚くなってしまいます。
 総縫いの着物を作る上で、刺繍をあまり縫い重ねると重量が増してしまいますし、表現としてもこってりしてしまいます。
 テーマとなるなでしこを立体的に浮き上がらせて、かつ重量や質感の重くない刺繍を刺そうとすると、手間は何倍かかかりますが、目拾いのすが縫いが効果的でした。
 自分がやりたい表現を目指そうとすると、時間がかかります。

沢山の種類の色金糸で楽しんでいます


現在、教室で使っている金糸、銀糸、色金銀糸は、金沢と京都から取り寄せたものです。色金糸の種類は非常に沢山あり、 300種類以上あります。写真にある色はごく一部で、色見本帳の写真にあるような様々な色の金銀糸があります。
 右の写真の「金銀糸」は一掛けで100m当たり300円で購入できるため、華やかな色金糸をたっぷり使えるので、楽しんで思うような作品が作れます。縁起物の宝尽しなどの刺繍には、色金糸を使って華やかに仕上げると、とても映えます。
 金銀糸、色金糸が手軽に使えるので、日本刺繍教室の生徒さんには原価でお分けして、華やかな作品も楽しんで頂いています。

 金銀糸問屋さんからは、金銀糸の情報を送って頂き、いろいろ勉強させて頂いています。今後ともよいお付き合いをさせて頂きたいと思っています。
色金糸
   

五色金銀糸


図案作成に便利な「カッター台」


図案を作成する時に、ライトテーブルと組み合わせて方眼紙の代わりにこの透明カッター台を使うと便利です。
四角や円など幾何学的な文様を正確に作図をする時に、ライトテーブルの上のこの透明カッター台を乗せると、方眼の目盛がついているため、作業がとても楽に速くなります。

図案を絹地に写す時に便利な「大型ライトテーブル」


これは従来からある蛍光灯を使ったライトテーブルですが、私がグラフィッ・デザイナーの仕事をしていた頃からずっと使っています。
大型なので、日本刺繍で使う図案は殆ど一度に写すことができます。これが便利なのは、蛍光板の作業用の周りに幅広の木枠がついているので、非常に作業がしやすいところです。小さい図案はLEDのライトテーブルで十分ですが、大きい図案にはこれが便利です。

図案を絹地に写す時に便利な「ライトテーブル」


自分で好きな図案を描いて日本刺繍を制作するためは、図案を絹地に写す必要がありますが、図案を写す時にこれがあると非常に便利です。
その昔ライトテーブルができるまでは、ガラス板を渡して、下からライトを当てて図案を絹地に写していたので、転写の作業は大変でした。今は、軽くて持ち運びもできる、格段に明るいLEDのライトテーブルがあるので、図案の転写作業がとても楽になりました。
LEDは熱を持たず転写板が熱くならないため、長時間作業をすることが可能です。自分で日本刺繍の図案を描く場合は、これは必需品ですね。
ライトテーブルは色々あるのですが、面の端まで 平らで、明かりが端の部分まできちんとつくものが使いやすいです。私が愛用している上の写真のライトテーブルは、柏の画材店「いしど画材」のオリジナルのライトテーブルです。

日本刺繍の図案を描く時に便利な「フォルダー、ロットリング」


写真の上から二番目のステッドラーの「芯フォルダー」は、鉛筆よりもシャープな下絵の線を描けるので、図案の下絵制作用に便利です。 芯をフォルダーに入れて使います。セットで隣りにあるのは携帯用の小型の芯削りです。この芯削りは比較的新しい製品で、今までの芯削りよりずっと小型なので持って歩くのに便利です。

右上の写真の一番上にある「ロットリング」は、鉛筆で書いた図案の下絵にペンで墨入れをして (インクの濃い線を鉛筆の上から引く) 図案を完成するのに用います。

日本刺繍の図案を描く時に便利な「布用シャープペンシル」


写真の一番下と、下から二番目のペンは、ライトテーブルを使用して絹地に図案を転写する時に愛用している布用のシャープペンシルです。
芯が0.5mmと大変細いので、細かい図案も転写することができます。色もシルバー、イエロー、ピンクと3色あるので、どんな色の布地にも転写することができます。普通はチャコペンシルを使いますが、描いている間に線がだんだん太くなってしまうので、頻繁に芯を削って線の太さを一定にする必要があります。このシャープペンシルは芯を削らずに、ずっと一定幅の細い線を描けるところが気に入っています。

日本刺繍の図案を描く時に便利な「テンプレート」


図案を作図する時に、正確な楕円や美しい曲線を描くのに苦労したことはありませんか? 例えば桜の「しべ」を描く時に、フリーハンドで描くと歪みやすいですし、いちいちコンパスで円を描くのも大変です。
グラフィックデザインや、製図をする時に使うテンプレートや、雲形定規を使うと、そうした図案を簡単に美しく描くことができます。
テンプレートや雲形定規は本当に沢山の種類があるので、右の写真はその一例です。

日本刺繍の作業に便利な道具:そり鋏

日本刺繍で使う鋏は右の写真のように刃先が上に反っていると、絹地の下から刺した糸を切る時に真横からでなく斜め上から切れるので、とても便利です。これは日本刺繍用のそり鋏なのですが、手打ちの鋏でありながら三千円程度とお手頃なので、生徒さんにはこの鋏をお勧めしています。

★星美幸の日本刺繍制作のブログ始めました

初めまして。
千葉県松戸市で、「星工房」という日本刺繍教室を開催しています星美幸です。
自分のホームページからBloggerにブログを引越ししてきました。
日本刺繍の諸々雑多を気の向くまま、徒然なるままに書き留めていきたいと思います。
日本刺繍にご関心のある皆様、よろしければお立ち寄りください。
星美幸

ホームページURL: http://hoshi-kohboh.art.coocan.jp
メール: hoshi-kohboh@mbr.nifty.com