2012年11月4日日曜日

作品を完成させるポイント! 額装のマットボード


 刺繍作品が仕上がった後、作品の本当の完成は作品を見せるディスプレイまで仕上がった時です。額に入れて作品を入れて仕上げる上で大切なマットボードのお話をしたいと思います。

 額に作品を入れて仕上げるとき、フレーム選びもいろいろと迷いますが、フレームと同じくらいに大切なものがマットボード選びです。マットボードとは、厚紙を窓のようにくり抜いたものです。
マットボードは、作品が直接額のガラス板やアクリル板に密着しないように作品保護のために入れます。またマットボードは作品と額の間に余白を持たせて作品に広がりを与え、作品を引き立たせます。

 ですが、たいていの方が悩むのは額とマットボードと作品のバランスです。私の日本刺繍教室の生徒さんもそれが一番お困りのようです。
マットボードを白やアイボリー、クリーム系統のような色目にするときは、幅の調整以外はそれ程迷うこともありませんが、色やテクスチャーのついたマットボードにしようとすると、作品と額の両方とのバランスをとることが急に難しくなります。

 作品を額装するためには、必ず額屋さんに作品を持参して相談します。作品の大きさ、加工上の大きさの余裕や作品の色と額の色などを実物で比較して決めます。
額を決めたら、次にマットボードのサンプルといろいろあわせて決めます。マットボードのサンプルも額屋さんにはものすごく多くの種類があります。マットボードにフチ金またフチ銀をつけたり二重にしたりすることもあります。

 またマットボードの幅も細いと貧弱になりますので、作品の大きさにあわせて決めます。
多くの方は額屋さんで打ち合わせをしながら額装をしたご経験がありませんので、私も日本刺繍教室の生徒さんと一緒に額屋さんに行って一緒に検討します。

イメージにあった額装ができるまで、こうした手間をかけるために時間はかかりますが、作品と額とマットボードがバランスがとれて仕上がった時、人にお見せできる完成形の作品になります。
こうして仕上がった額装作品は、中心の作品から、飾りひきたてる額のすみずみまで制作者の愛着のあるものになります。

テクスチャーをもったマットボードの例 (金糸を織り込んだ布地をはったマットボード)

上記のマットボードから作品を見せる窓をくり抜いた例

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