2013年10月19日土曜日

日本刺繍釜糸 色見本帳

 星美幸・日本刺繍教室で使っている釜糸は、全て写真に写された見本帳の釜糸です。
見本帳は、見ているだけでもとても綺麗ですよね。

色見本帳を広げた写真
  日本刺繍をされている方は、この見本帳をご存知の方もいらっしゃると思います。手作りホビー材料の大型専門店「ユザワヤ」の一部店舗や、ユザワヤのオンラインショップでも簡単に購入することができます。価格は4,725円(税込、送料別)です。1色ごとに色番号が書かれた400色もの釜糸が、実際に巻かれて、折りたたみ式のブック形式になっています。上の写真は、それを広げた様子です。

 私がグラフィック・デザインの仕事をしていた時は、デザイン、印刷の仕事で色を指定する時には必ず使われる「DICカラーガイド」という654色の色見本を使用していました。印刷では多くの色の種類が出せるでしょうけれど、絹糸で400色もの色の種類を揃えているのは凄いです。

 釜糸の注文は色番号でしますので、簡単で、糸問屋さんが販売しているからでしょうか、400色もの種類がありますが、在庫がきれたことがありません。1番から320番までは同系色に分類されて、321番から400番までは微妙なニュアンスの色が揃っています。
 糸屋さんと糸問屋さんが専門の仕事として、長い年月かけて作り上げた集大成というところでしょうか。

 近代絵画を日本刺繍で模写する場合や、図案にグラデーションをかける場合がありますが、そうした時には微妙な色の差を出すために、400もの色数があるのは本当に助かります。

 刺繍教室の生徒さんは、実際にこの見本帳を見ると、400色もの絹糸の光沢の美しさに驚かれます。見ているだけで飽きないと、おっしゃる方もいます。教室では、見本帳の購入を希望される生徒さんには、糸問屋さんから購入してお渡ししています。松戸馬橋教室には、この見本帳だけでなく、400色の釜糸を紙管に巻いて、分類された色見本釜糸があります。

色選びの際は、直接絹地にその釜糸を置いて、生徒さんと話し合いながら色を決めていきます。この色選びという作業は、時間はかかりますが、日本刺繍の制作過程の中では、重要で、そして、楽しいひとときだと思います。