2014年5月25日日曜日

超絶技巧! 明治工芸の粋 - これは本当に凄い!

三井記念美術館で4月19日~7月13日に「超絶技巧! 明治工芸の粋」が開催されています。
NHKの番組や朝日新聞でもとりあげられていますが、見に行って、まさに超絶!! 本当に精密な作品、とてつもない手間がかかった作品ばかりで、驚きの連続でした。

明治時代にはいって、高価な工芸作品を買う江戸時代の大名がいなくなり、最高峰の技術を持つ工芸作家や職人達が万国博覧会などを通じて海外に向けて作った作品が輸出され、当時海外で人気を博したそうです。そうした作品の中から選りすぐられた作品を、京都・清水三年坂美術館を主宰する、村田理如(まさゆき)氏の収集したコレクションから展示されています。

七宝工芸の「花文飾り壺」は、肉眼で見ても、とても七宝には見えませんでした。七宝の線が極端に細いために七宝に見えないのです。カタログを買ってきて拡大した写真を見てようやく七宝なのだとわかります。でも本当に驚くのはそうした工芸の技術だけではなく、素晴らしいデザイン力です。出品している工芸作家は芸術大学の前身の美術学校の先生になった方々がいらして、こうした作品を作る実力のある人に日本の芸術家が育てられたのだなぁ、と改めて思います。

「花文飾り壺」 三井記念美術館HPより
象牙で彫った竹の子は、竹の子の曲線にそった筋、くぼみ、汚れや細かい毛一本一本まで完璧に精緻に表現されており、どう見ても本物にしか見えません。

「竹の子、梅」三井記念美術館HPより

下の「孔雀図屏風」の屏風は、絵画ではなく、日本刺繍作品です。刺繍絵画は、紫外線や虫食いのダメージにより、残存数が非常に少ない工芸です。私もこれだけの種類の刺繍絵画をまとめて見たのは初めてです。NHKの「日曜美術館」で人間国宝の日本刺繍作家、福田喜重氏がこの孔雀図屏風を解説されていましたが、その技法も、かかった時間も、もの凄いものを感じる作品です。一つ一つの技法や感動を言葉にするよりも百聞を一見に如かずなので、日本刺繍を勉強される方は是非ご覧になることをお勧めします。

「孔雀図屏風」展覧会カタログより

これ以外の沢山の作品が出品されていて、どれもこれも驚くものばかりです。


三井記念美術館のホームページは http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/ はこちらです。


ちなみに、このホームページには山口晃さんがイラストで一つ一つの作品の特徴を面白く描いていますので、是非ご覧ください。以前山口晃展を見に行った時の私のブログはこちらです。

2014年5月11日日曜日

公募団体ベストセレクション美術2014

1年を通じていろいろな美術館やギャラリーで美術公募団体が主催する公募展が開催されています。

私も、好きな作家やあるいは知人が所属する団体の公募展に行きますが、特に紹介されなければ公募展に行く機会がありません。興味が無いというよりも、団体の数が多いうえに私の各団体に対する情報も少ないからです。

 この展覧会は、有力な27美術団体の「今年の一押し作家」を横断的に見ることができますし、作品も日本画、洋画、彫刻、工芸まで多岐にわたります。

 学生時代から足を運んでいる美術団体もありますが、今まで名前を聞いただけ、あるいは初めての団体もあります。ひとつ、ひとつの団体の公募展を見ることはできませんが、このような展覧会方式ならば、好きな作家を見つけられるかもしれない楽しみがあります。

  2013年から始まった新しい連携展です。

開催期間  5月27日(火)まで
場所: 東京都美術館

展覧会のホームページ

東京都美術館HPより

2014年5月4日日曜日

台北故宮博物院 神品至宝


中国清王朝までの長い歴史の間に所蔵された美術品の多くは、今は台湾の国立故宮博物館にあります。
いつか台湾に行って、中国の長い王朝の歴史の中で集められた、中国美術の粋を凝らした美術品を見てみたいと思っていました。ですが、なんと!! 故宮博物館の美術展が日本で初めて開催されることになりました。これは見逃せません!

特別展 「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」
場所  東京国立博物館平成館 特別展示室
期間  2014年6月24日(火) ~ 2014年9月15日(月)

場所  九州国立博物館
期間  10月7日~11月30日


展覧会ホームページはこちら

翠玉白菜(清時代)・東京国立博物館HPより

富士と桜と春の花

山種美術館が皇居のお堀沿いにあった時から、桜の時期に桜をテーマにした展覧会を見に行くのが楽しみでした。
広尾に移ってからも同じように開催されていますが、今年は富士山が世界文化遺産に登録されたことを記念して富士と桜の展覧会を開催しています。

「日本画にみる富士」「名所絵のなかの富士」「富士と桜と春の花」という3つの切り口で、作品を展示しています。古くから日本人に愛さる富士と桜をご堪能ください。

場所:    山種美術館
開催期間: 2014年3月11日(火)~5月11日(日)

「富士と桜と春の花」ホームページ


山種美術館・美術展案内より